今日のことば

9月15日

蛇足
蛇足(だそく)


[出典] 〈戦国策(せんごくさく)・斉策(せいさく)

余計なつけたし。無用のもの。昔、楚(そ)の国で数名の者が酒を賭(かけ)にして、蛇(へび)を早く描(か)きあげる競争をした。早くできた一人が得意になり、不必要な足まで描き加えたために、酒をもらいそこなったという故事。

「この議論は、すでに識者によって言い尽くされており、今更蛇足を加える必要もないほどである」

[原文] 「楚(そ)に祠(まつ)る者有り。其(そ)の舎人(しゃじん)に巵酒(ししゅ)(大杯に盛った酒)を賜う。舎人相謂(あいい)って曰(いわ)く、数人にて之(これ)を飲めば足らず、一人之を飲めば余り有り。請う地に画(えが)きて蛇(へび)を為(な)し、先(ま)ず成らん者酒を飲まん、と。一人、蛇先ず成る。酒を引いて且(まさ)に飲まんとす。乃(すなわ)ち左手に巵(し)を持ち、右手に蛇を画(えが)きて曰く、吾(われ)(よ)く之が足を為さん、と。未(いま)だ成らざるに、一人の蛇成る。其の巵を奪いて曰く、蛇は固(もと)より足無し。予(われ)(いずく)んぞ能く之が足を為さん、と。遂(つい)に其の酒を飲む。蛇足(だそく)を為す者、終(つい)に其の酒を亡(うしな)えり」
心を配る
心(こころ)を配(くば)る 《慣》


細かい点にまで注意が行き届くように心がける。

「相撲部屋の女将(おかみ)さんは、弟子の健康から精神状態にまで心を配らなければならない」

[類句] 心配りをする





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